私がnoteを使い始めた本当の理由は、noteのSEOを利用して孤独な創作者を救いたかったからです。
いままでも「SNS絵描きの光と闇シリーズ」で記事を書いてきましたが、現在、SNSで悩み、苦しんでいる創作者が本当に多いんです。
特に昨今の絵描きと字書きはSNSとの付き合い方、向き合い方でかなりの苦戦を強いられている。
あの一見なんでも自由につぶやけるようなTwitterでつぶやかずに、わざわざ匿名のSNSを利用して悩みや愚痴を吐き出さなければならないほど追い詰められている人たちがいることをご存じでしょうか。
なぜ匿名のSNSを使わざるを得ないか、Twitterで創作活動をしている方ならピンとくるかもしれませんが、あそこはあくまでオフィシャルな場所であって、悩みや愚痴をこぼすにはかなりオブラートに包まないといけない。
本音をまるだしにしようものならフォロワーさんへ迷惑がかかるし、場合によってはFF外の人からわけわからんダル絡みをされるかもしれない。
一般人ですら完璧な創作者としての対応を求められるのです。
私は今年の冬あたりから彼らの悩みや愚痴を匿名のSNSでぽつぽつと読むようになりました。
その内容は私がSNSで激烈に悩みまくった10年前の自分と重なる部分が多くてですね。いまになってようやく当時の自分と同じような悩みを吐き出す人が表(といっていいのか)に出てくるようになったのかと思いました。
ひとりひとりの悩みは違っていても、みんな創作が好きなのに創作以外のことでつらい思いを抱えているところだけは共通していました。
ひと昔前なら彼らの悩みも一笑に付すようなかたちで無視されるか叩かれるかのどちらかだったはずです。
たとえば、
「自分より絵がヘタなあの人がバズっていて腑に落ちない」
なんて言おうものなら「底辺絵師の嫉妬」「それはお前が相手の良さを分析できていないから」とか、「自分よりヘタだと思っているうちはバズらないし上手くならない」みたいな感じでまったく共感どころか、その絵描きの態度がいけないと決めつけてかかるパターンであふれかえっていました。
それも一理あるなと、納得できる部分もありますが、こういったネット社会の意見を鵜呑みにした結果、私はかなり長いこと苦しんできました。
巷に「バズらせ方」とか「神絵師になるには」のような創作を楽しむことよりも人より上へ上へ、圧倒的な影響力を手に入れるためのノウハウがそこかしこに広まったのは果たして本当に正しかったのか。
その結果として、私より下の世代が高い技術力を持っているにもかかわらず、匿名SNSで吐き出す思いが辛くてしんどそうなのはなぜなんだ。
次第にやり場のない怒りや私の中にあった「正義感」のようなものに突き動かされるようにして、noteを使うという選択肢に行きつきました。
noteのSEO対策の強さはGoogleで調べものをしたことがある方ならおわかりかと思いますが、素人の記事でも特定のキーワードを入れたら上位にヒットしやすいんです。
私はよく西洋占星術関連の調べものをしていたときに、検索結果にnoteの記事が何件が目につくようになり「もしかしてnoteという場所は検索エンジンに引っ掛かりやすいのでは?」と気づいたのです。
実際、私が投稿をはじめてからためしにGoogleでキーワードを入れて検索をかけてみたら、ちゃんと自分の記事が上位にヒットしました。
孤独な創作者やSNSで悩み苦しんでいる人に、なにかしら励ましや勇気を与えられるような記事を書いて届ける。仲間がここにいることを示す。
心のままに創作して楽しむことをもういちど取り戻してもらうために、自分が率先して手本を見せる。
これが私にとっての最大のミッションでした。
それは自分のブログでもできることだけど、SEOという強みを生かして多くの人に届けるという点ではnoteの方が有利だと考えたわけです。
この作戦がどのような効果を果たしたのかはわかりません。
もらったコメントを読む限り、私の行動がまったくのムダに終わったわけではないことだけは確かです。
そういうわけで、私がnoteを使い始めた本当の理由は「SEO対策の強みを生かしてより多くの孤独な創作者を救いたかったから」でした。
【お知らせ】
noteでの活動と個人サイト・ブログでの活動は切り分けたいという結論に至りました。
なので、こちらで本拠地のアドレスをあらためて載せることはありません。
急なお知らせですみません。
最終投稿日までお付き合いいただけるとうれしいです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。