2013年のイラストコンテスト、P-1グランプリから学んだこと【pixiv編】

私は2013年ごろから様々なイラストコンテストに挑戦するようになりました。
このとき既に29~30歳には達していたと思うので、絵描きとしてチャレンジするにしてはかなり遅いほうですね。

なぜコンテストに応募するようになったのかというと、単純に自分の実力が知りたかった。
それに加えて、これから絵の画力や魅力を向上させていくためにも、どういう作品が選ばれるのか見ておく必要があると感じたからです。





今回紹介するのはpixivで開催されたP-1GRANDPRIX2013というコンテスト。
「武器&少女」というのがテーマでした。
ここでは二部門、二作応募しました。
開催期間は2013年7月31日(水)~8月30日(金)23:59
結果は落選(予選落ち)です。

「予選落ち」って何?と思われた方のためにコンテストの概要を少し説明します。

このコンテスト、作品閲覧数にもとづいて都道府県別の本選出場者を決める、いわばお絵描きの全国大会みたいなものなのです。
予選では一地域につき、3名の代表者が選ばれるシステムです。
投稿者は「P1グランプリ2013」「P1予選2013+地域名」というタグをつけて参加します。
本選の詳細は代表者にしか教えられないみたいなので、私がわかるのはここまでです。

同時に開催されたP1ライトノベル2013というライトノベルイラストレーター部門にも応募しました。
こちらはMF文庫J編集部の方が参加者の中から10名を予選通過者として選ぶというルールでした。
本選の詳細はもちろんわかりません。

P1関連のコンテストにふたつチャレンジしたわけですが、結果はどちらも落選でした。

よくよく考えるとこのとき既に、SNSにおける芸術の競技化は始まっていたのかもしれないですね。
ルールを改めて読み返すと、なんだかずいぶん奇妙というか納得いくようでいかないというか、複雑な気持ちになる。
当時の私はよくこれで参加したなあと。

本当はもっと前からこういう傾向があったのかもしれないけど、自分が経験してみないとわからないね。



ここからは応募した当時の作品を解説します。
P1グランプリ部門に応募したものから。

画像1

実はこのイラスト、二日くらいでろくに睡眠もとらずに仕上げました。
夏休みの宿題で追い込みをかける学生みたいな気分だったことを覚えています。
先にP1ライトノベル2013のほうを投稿したのでこれは二枚目ということになります。
予定ではもっと余裕をもって取り組めたはずだったのに、完全に読みまちがえましたね。
ヘッドフォンで東方の「ナイト・オブ・ナイツ」を聞きながらせっせと作業していました。
設定もあやふやで、「とりあえず時間ないから女の子と剣を描こう!」という感じでひたすら筆の勢いにまかせていたので、冷静になって見るすごく恥ずかしいです。

画像2

こちらはP1ライトノベル2013に応募しました。
構図的にごちゃごちゃと情報が詰まっていますが、テーマの「武器&少女」から色々設定を考えてこうなりました。
どこかの組織につかまっていた少女が、砕け散ったガラス片を加えて敵に向かう、という場面が思い浮かんだのでそのまま「ガラス片を武器にする少女」を描いたわけです。
窓ガラスをつきやぶった鳥が味方というポジション。
テーマとしてはわかりにくいのでちょっとひねりすぎたと思います。

画像3

これはラフ。

画像4

クロッキーその1。

画像5

クロッキーその2。



P-1グランプリから私のチャレンジャーとしての道のりがはじまりました。

この後、いろんなコンテストに挑戦するようになるのですが、引っ込み思案だった自分がここまで変われるとは思っていませんでしたね。

絵描き人生のターニングポイントの一つかもしれません。

コンテストで学んだことはたくさんあります。
一つだけあげるなら「自分の実力と時間配分を見誤るな」ということです。
応募は余裕をもってやるのがイチバンなのはわかっているんだけど、これが難しいんだ。

昨今のSNSではたくさんコンテストが開催されていて、タグ付けをするだけでカンタンに応募が完了するものもあります。

企業サイトから応募するよりは気軽にできるという利点があるので、よかったらチャレンジしてみてはどうでしょうか。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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