SNS絵描きの苦悩「ウユニ塩湖多すぎ問題」【メイキング付き】

ウユニ塩湖を見たことがありますか。
空のうつくしさが地面に鏡のごとくうつる幻想的なあの場所です。
これがpixivなどを利用する絵描きたちのあいだで一時期ものすごく流行っていました。
あまりにも流行りすぎていてちょっとした胃もたれがおきるくらい。

でも、これはある意味仕方ないかなとも思います。
だって、工程がラクなんだもの。
誰でも、簡単に、描ける。
小難しいテクニックなんか必要ないのです。

どれだけ手軽に描けるか、メイキングを作ってみたので一緒にみていきましょう。

所要時間は90分弱です。
【サイズ】4000×2118 pixel
【ソフト】PhotoshopCC

画像1

まず一番下に青く塗りつぶしたレイヤーを置きます。
その上に画面の半分くらいまで雲を描きます(これは移動ツールで少し上にずらしました)。

画像2

雲のレイヤーを複製して上下反転させます。
移動ツールで鏡みたいになるように、ちょうどいい位置に調整します。

画像6

Photoshopのカスタムシェイプツールの「フレーム5」を適当な大きさで描画します。
中身を水色で塗りつぶします。

画像4

水色のフレームの上にクリッピングマスクをしたレイヤーを用意して適当に駅っぽくなるように描きます。

画像5

描き終わったら駅のレイヤーを複製して結合します。
上下反転させて移動ツールで位置を決めます。

画像6

白色を選択したブラシ(ぼんやりしていればなんでもいい)で空が映っている地面を適当に塗ります。
レイヤーの不透明度を好みの薄さに調整します(わたしは58%くらいにしました)。
鳥を描いて完成です。

駅の部分はピアノでも駄菓子屋さんでもバス停でもいいんです。
シンプルイズベストならあえて何も描かないのもアリですね。
自分の好きなようにアレンジしてください。

空を描いたら複製して上下反転させるだけでカンタンに見栄えのいいイラストが描けることがおわかりいただけたでしょうか。

誤解のないように申しあげますが、別にウユニ塩湖がダメなのではありません。
好きで描いている方をおとしめたりする意図もありません。

私の場合、あまりにもこの題材が多すぎて「なんだか右に倣え精神が強すぎてイヤだな」と感じていた時代があった、というだけの話です。

むしろ、あなたがウユニ塩湖を好きならどんどん描くべきです。

ウユニ塩湖は上下反転のやり方を勉強するにはうってつけの題材です。
お絵かきソフトをもっと使いこなせるようになりたい、という方はトライしてみてはどうでしょうか。


ここまで読んでくださってありがとうございました!

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