私が絵の練習以外で気づいて、得たものをシェアさせてください。
「自分に絵を描く才能があるかどうかを見つけるたった一つの方法」
それは…
「なんでもいいので料理、あるいはスイーツのレシピを全て一から決められた手順通りに作ってみる」
これだけです。
できたら完成品の味もチェックしてみてください。
一番良いのは誰かに食べてもらうことですが、難しいのであれば自分で食べてみて美味しかったらOKとみなします。
あ、フルーチェとかコーンフレークとかキャンベルのクラムチャウダーみたいな手順が「牛乳を注ぐだけ」とかはダメですよ(オイシイけどね!)
ここまで聞いて
「はぁ?なんじゃそら」
と思ったことでしょう。
実はこの方法をオススメするのには理由があるのです。
この「一から十まで全てレシピ通りに作る」という行為には、絵を描くうえで二つの大きな意味があります。
一つ目は「スケッチや模写の能力」があるかどうかがわかる
二つ目は「言われたことを素直に実践する能力」があるかどうかがわかる
「スケッチや模写の能力」は絵を描くうえでは欠かせません。
レシピ通りに作るということは、素材をそろえたり、切ったり、分量を量ったりと色々しないといけませんよね。
場合によってはお手本の写真と同じようにならないといけなかったりします。
つまり、何度もレシピを確認しつつ作業をするというシンプルな行動が実は、スケッチや模写と似ている部分があるのです。
レシピを見て作る、写真の通りになるまで言われた手順を守る(料理)。
モノを見て描く、似ていなければ訂正する(スケッチや模写)。
お料理の時の、根気よくインプットとアウトプットを繰り返す行為、実は絵を描く時に必要なスキルの下地を育てているのです。
後編へつづきます