「小さく描くこと」が〇秒ドローイングのコツ

この記事が、これから時間制限付きのドローイングにチャレンジしたい、あるいはチャレンジしたけど挫折しちゃったよ、と思っている方へ、制限時間内に描くためのヒントとなれば幸いです。



インターネット上で〇秒ドローイングというものをやったことがありますか?

さまざまなポーズをとっている3Dでできた人形を、制限時間内にスケッチするというものです。

ひとむかし前に30秒ドローイングというお絵かきの練習法が流行りました。

この練習法を初めてやったとき、誰もが「あれ?もう30秒たったの?まだ描き切れていないよ!」という経験をしたのではないでしょうか。

私も初めてチャレンジしたときは時間内に描ききれませんでした。

今はなんとか数をこなせるようになりましたが、トライ&エラーを繰り返しているうちに自分なりのお絵かき基礎練習法を思いついたのでnoteに書きしるしておこうと思います。

まず、前提としてアナログで描くものとします。

デッサン人形一体あたり、つまようじ一本程度のサイズで描いてみましょう。
制限時間内に描ききれなかったらもう少し小さくしてください。
用紙はなんでもいいです。
一枚の紙にたくさんのポーズを埋める気持ちで臨むといいかんじ。

このとき気を付けてほしいのですが、一日でいっぺんにやろうとしないでくださいね。
疲れたら休むことも大事。

ドローイングする時は、できるだけハードルを低く設定してください。

デッサン人形をまるごと写し取るのではなく、今の自分に合った練習法を自分の手でつくりだしましょう。

例えば、初心者なら棒人形で描いてみて、できたらデッサン人形と比べる。
この時、頭や腕、足などの位置が「おおまかにみて、見本とずれていなければ合格」といった具合です。

中級者~上級者なら棒人形に肉付けして描く。
少しレベルがあがるので、毎回見本の人形と同じようなポージングにはならないかもしれません。
ときどき、時間内に描ききれない場面も出てくるかもしれません。
どうしてもムリなら描き始める順番をいつもとは違う手順でやってみるのもアリです。
毎回頭から描いていたら足から描くとか。
でも、たくさん練習して数をこなせば次第に慣れますので、自分を信じましょう。

何で「小さく描く」ことを推奨しているのかというと、大きく描くとどうしても時間が足りなくなるうえに、「描けなかった無念」ばっかりが蓄積されてヤル気がなくなるからです。

それよりも、自分に合ったサイズと方法でやるほうがたくさん達成感を得られて嬉しいし、ポージングの引き出しが増えて一石二鳥です。

物足りなくなったらレベルをあげればいいわけですし、お絵かきは上手くなっていく実感を得られるともっと楽しくなります。


時間制限付きのドローイングでは、

1,時間内に描き切ることで小さな成功体験を積みかさねることができる(自己肯定感)

2,マンネリ化して凝り固まった頭をほぐすことができる(柔軟性)

3,自分の得意・不得意なポージングがわかる(自己分析)

というメリットが得られます。


クオリティうんぬんはさておき、ドローイングはゲーム感覚でできる頭の体操だと思ってとり組んでみましょう。

最初は一日3~5体くらい描けたらいい感じだと思います。

気分がノってきたら10体~15体。

一枚の紙がすべて埋まったら思いっきり自分を褒めましょう。
紙の裏に日付をいれて記念にとっておくのもいいですね。

たのしくなってきたら身体が勝手に飽きるまでやりだしますので、この春チャレンジするにはもってこいですよ、〇秒ドローイング。

基礎練習も、あなたにとってたいせつな勲章です。


ここまでお付き合いくださって、ありがとうございました

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