ザ・ビューティフル展に行ってまいりました

展覧会感想一つ目!

唯美主義展はもう会期は終了してます~。
実は終わる日の三日前に行ってきた。

【ザ・ビューティフル展】
2014年1月31日~5月6日
場所:三菱一号館美術館
料金:1600円
時間:10:00~18:00

行く前にラファエロ前派展の半券持っていくと割引になるとの情報を得ました。
「やったあ私二回も行ったよ持ってるよ」とか思ってたんだけど、その半券を失くすという失態を犯しちゃってもうウボァーですよ。

以下展覧会感想↓

 

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クリアファイル。
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ポストカード。

唯美主義って聞いたことはことはあるけど実際にはどういう意味なのかはよくわかりませんでした。
要は「ただひたすら美しいものを追及する」ってことだそうです。
この展覧会では絵画の他には食器や家具もありまして。
唯美主義のその言葉通り、実用性や便利さなどはほぼ無視して美しさや心地よさを重視したものが多く見られました。

今回出品目録にメモを取らなかったので、印象に残っている部分のみの感想です。

日本をはじめとする東洋ならではの美を取り入れたティーセットがあったのですが、なんとなく、ちぐはぐな印象を受けました。
一言でいうなら「コレジャナイ」感。
銀製と和柄はある意味斬新だったけど…。
唯美主義の方々のセンスはちょっと不思議。

オーブリー―ビアズリーのイラストが多く展示されていたのがとてもうれしかった。
ビアズリーのちょっと毒っ気があって、ファンタジックな雰囲気は見ていて惹かれます。
ペン画なんだけどやっぱりすごく細かかった。
原画を見たのは初めてだったので、この展覧会に足を運んでよかったなあと思いました。

ちょっと突っ込みたかったのがシメオン・ソロモンの作品紹介文。
「同性愛の罪で捕まった」って、ラファエル前派展の時も見かけたぞ……!(笑)
なんとなく気になったから調べてみたんだけどこの方、すごく波瀾万丈な人生を送ってました。
初めは順調に画家として成功をおさめていたんだけど、同性愛の罪で捕まったあとが大変だった。
世間から見放され、芸術界から干され、仲間から避けられてすっかり転落しちゃったそうです。
それからは極貧生活のスタート。
労役所、大道画家、靴紐の販売、このような仕事をしながらずっと絵を描き続けていました。
作品を発表しても世間に受け入れられず、65歳で亡くなりました。
晩年はアルコール中毒にかかってしまったみたいなんだけど、芸術家とアルコール中毒って結構よく見かけますね。
素晴らしい作品を描いていても一度の罪でここまで変わるのかと。
いろんな意味でデリケートな世界だ。

展覧会の話に戻ります。

クリアファイルの絵はアルバート・ムーアの「真夏」という作品です。
実はこの絵を見たくてザ・ビューティフル展に来ました。
実物を前にしたら、すっごく鮮やかなオレンジが目に飛び込んできて、あっという間に心をわしづかみにされました。
女性のリラックスした表情や椅子の彫刻の細やかさが優雅な雰囲気を作り上げていました。
大きい絵だと離れてみたり、近くで見たりと色々楽しめるね。

今回は唯美主義という一つの芸術運動について色々知ることができました。
作品を見てみるとやっぱり「美」に重きを置いていて、それぞれの感性で美しいものを表現している。
「美」のとらえ方が様々で面白かったです。
なんとなく、華やかな色遣いが多かった気がする。
美術館や画家の作品がメインの展覧会もいいけど、芸術運動がテーマの展覧会もいいなあと思いました。