貴婦人と一角獣展に行ってきました

【貴婦人と一角獣展】
会期:2013年4月24日~7月15日
場所:国立新美術館
料金:一般 1500円

以下、展覧会の感想。
普段は音声ガイドは借りないんだけど、語りと朗読をやっている方の名前を見て借りようと決意。
語りは池田昌子さんで、朗読が池田秀一さんでした(ダブル池田さん!)。
DFFの暗闇の雲とガンダムのシャアが真っ先に浮かんだよ。
私はどちらかというと池田昌子さん目当てでした。雲様好きなのですよ。

展示のメインは六枚のタピスリーでした。
タピスリーにはテーマがあり、触覚、味覚、嗅覚、聴覚、視覚と、
人間の五感を表したものが飾られていました。
最後の六枚目は第六感じゃないかという推測。

このタピスリー、予想以上にえらいデカかった。畳六畳分くらいありそうなくらい。
図案をもとに人の手で一本一本作り上げられたのかと思うと気が遠くなった。
品のない言い方だけど寝転がって眺めたくなった。
女性と一角獣のまわりに配置された動物が可愛らしかったです。
デフォルメされたうさぎに惹かれました。グッズ化してもよさげ。

中世の西洋では人間の五感を動物に置き換えて表現していたそうで。

視覚→オオヤマネコ
聴覚→モグラ・イノシシ
嗅覚→ハゲワシ
味覚→サル・シカ
触覚→クモ

各動物の特徴を考えると納得。

タピスリーの他にはダマスク織りの布や中世当時の服の流行がわかる像などが展示されていました。
ダマスク柄といえば去年の秋冬くらいからちょいちょいファッション誌や店頭で見かけましたね。
ZARAでダマスク柄のパンツを何本か手に取って眺めた記憶が。
流行はらせん状に回っていくとのことを昔ある資格を勉強していたときに知識として得たけど、まさかね。

織物で一つのテーマを表現するっていうのは絵画とはまた違った美しさと
素晴らしさがあるなあと感じました。
多くの人の力で作り上げられたものには言葉では言い表しがたいエネルギーが込められていましたね。
展覧会のチラシのキャッチフレーズどおり、会場内ではうっとりした時間を過ごしました。

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おみやげ~。クリアファイル二点。

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こっちは連作タピスリーのポストカードセット。

音声ガイドはクラシックBGMもついているので優雅な気分を味わえます!
お二人の声が好きな方は是非。

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