2015年の電撃イラスト大賞部門に応募した作品を振り返ってみて気づいたこと

一次選考にかすりもせず落選した、第22回電撃イラスト大賞部門に応募したときのことをつらつら書きます。このとき応募総数677作品だったそうです。



このコンテストは確か2015年3月31日が締め切りだったはず。詳しい応募要項が手元にないので若干うろ覚えです、すいません。

2013~2014年に毎日絵の練習をしていたので、腕試しみたいなものがしたいなあと思い、公募ガイドでたまたま目についたのがこのコンテストだったわけです。いきなりハードルが上がって、てんてこ舞いになったのは言うまでもない。

フルカラーのオリジナル作品一点、既存の電撃文庫(もしくは指定のレーベル)の作品から二次創作したもの一点と、モノクロ二点、というきまりだったかな。モノクロはPCに取り入れていないので今回はナシ。

いずれも郵送で応募しました。封筒にCDーRやら作品をプリントアウトしたものやらを入れて、折れ曲がらないように厚手の紙も敷いて封入するという一連の作業に手間取った記憶が。

ここから当時の作品を振り返ってみます。

画像1

【サイズ】B4
【ソフト】PhotoshopCC
【制作時間】20~25時間

【作品テーマ】
擬人化した昆虫たちが繰り広げるファッション業界

オリジナル作品のテーマが自由だったので、人があまり目を付けなさそうなものを描いてみようと思って取り組みました。
昆虫…擬人化させるにはかなり下準備が不足していたなあと痛感しています。

中央のお姉さんがデザイナーさんで主人公。まわりにいるメンバーはみんななにかしら昆虫モチーフを持っていて、彼らはモデルだったりお針子さんだったりするのです。

みんな普段はそれぞれ異なる星に住んでいるけど、一年に一度の大きなファッションショーに出るためにデザイナーのお姉さんがモデルを探したり、お針子さんと手を組んだりして奮闘する、という物語を想像しながら描きました。

まあ、頭の中では壮大な世界観が広がっていても、いざ絵に描き起こそうとするとこれがなかなか難しい。

ダメ出しポイントをあげたらキリがないけど、アイディア自体は悪くなかったんじゃないか、と思っています。昆虫擬人化とファッション業界。唯一自分で褒めてあげられる点。

画像2

【サイズ】B4
【ソフト】PhotoshopCC
【制作時間】15時間

「ブギーポップは笑わない」という作品の二次創作です。応募要項の課題にあったので、自分が知っている小説から描こうと思って取り組みました。

正直、かなり苦労しました。まず、制服がまともに描けない。キャラクターの魅力が引き出せない。いったいどうやって表現したらいいかわからない。

自力で考え抜いてようやく上記のような感じになりましたが、やはりここでもまだまだ力不足だなと思いました。

「課題」とか「コンテスト」というものを意識するといつもより変なところに力が入ってしまって、結局なんともいえない仕上がりになる…ということに気づきました。

このコンテストから学んだものは、全体的に練習不足だったってことですね。

一枚絵をきちんと時間をかけて仕上げる、魅せ方を工夫する、下絵をたくさん描く、という部分が自分には欠けていたのだと、気づくきっかけになりました。

もうここに応募することはないと思うけど、自分の弱点に気づくための良い経験をさせていただきました。

そして、この絵は黒歴史として保管しておこうと思っていたけど、さらけ出すことによって誰かの役に立つのではないかと、執筆を後押ししてくれたnoteにも感謝です。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

コメントは受け付けていません。