美少年を描く練習をすると自給自足が捗る(ただし私のみ)

昔、絵描きたちのあいだで「自萌え」という言葉がひっそりと流行っていたそうな。誰に評価されずとも、SNSの荒波に揉まれようとも、「自萌え」できればそれでいいじゃない。私の作品はいつだって最高なんだもの。



「自萌え」とは、他者に評価依存しない自立を促す儀式なのだ。

「自萌え」をきわめた彼らは、いつしか自己満足とも自己陶酔ともいえぬ「己を満たすことの幸せ」という境地へたどり着き、みずからが生み出した創作のすべてに祝福をもたらしたそうな。

―――なあんてね。コレ、半分は私の妄想ですよ。

まあ、なんでこんな話をしたかっていうと、むかし匿名掲示板に出入りしていた頃、その場所にしては珍しくポジティブなスレッドを見つけたのです。その中で使われていた言葉に「自萌え」というものがあった。意味は読んで字のごとく、自分で自分の描いた絵や漫画に萌えるという行為を示します。

究極の自己完結型肯定感を得られる魔法のコトバですね。まあ、「萌え」という単語自体もう古いのかもしれないけれど、ニュアンスとしては伝わりやすいかなと。それに、ネット上で創作を続けるなら自分で自分のご機嫌をとったり、激励したりするのは大事です。

自分で自分の絵に萌える。

これはつまり創作意欲の自給自足

私の自給自足率ランキングナンバーワンはなんといっても美少年ですね。心のオアシスであり、エネルギーの源。美少年に限っていえば評価とかはどうでもいい。他人と美しさや良さを共有できなくてもいい。とにかく描かないと気が済まない。頭空っぽにして狂ったようにのめりこめる。それも中性的なカンジの美少年に対して。

なぜこんなにハマるのかは自分でもよくわかりませんが、夢中になれるものがあると心の平穏を保てるのでヨシとしましょう。

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モノクロ版。学生っぽい美少年。例によってBJDを参考にしています。

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フルカラー版。ゆくゆくは複数人揃えた絵も描きたいねんシュタット。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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