全日本フィギュアスケート選手権の感想

今年は羽生君がいない大会になりましたが、女子も男子も順位に変動があって世代交代という言葉が脳裏をよぎりました。

私は今も昔も真央ちゃんの演技が好きです。
フィギュアスケーターとして復帰した後はなかなか結果が出ないことも多かったけど、それでもやっぱりリンクに登場した時のあのオーラには惹きつけられるものがあります。
今回トリプルアクセルに挑んできて、失敗はしたけどようやく本調子への足掛かりにつながったかなと感じました。
六分間練習では綺麗に跳ぶところを見ることができたので個人的には満足しています。
ジャンプ以外についてはもう言うことなしですね。
現役の女子選手の中では一番レベルが高く、そして魅力にあふれていると思います。
リチュアルダンスはショートもフリーもどちらもステップが素晴らしくて見入ってしまいました。
GPシリーズは少し緊張感が漂っていたけど、全日本では全力でステップをこなす強い気持ちがこもっていてさらに磨きがかかっていましたね。
うーむ、真央ちゃんのことになるとえらい贔屓してしまう…。
技の美しさももちろんだけど、彼女の一番好きなところはトリプルアクセルに挑むという姿勢のブレなさでしょうか。
いくつになっても挑戦する魂を持っている。
ここまで純粋だとどうしても応援したい気持ちが偏ってしまうんだな。
有終の美は是非オリンピックで果たしてほしいところ。

【女子シングル】
宮原知子の三連覇は素直にうれしいです。
日々の努力の積み重ねがあってこそですね。
去年と比べるとジャンプの安定感はもう言うことなしだし、表現力も格段に上がってまさに伸び盛り。
あとは硬さが抜けるともう一皮むけてより魅力あるスケーターになるのではないかなと。

樋口新葉と三原舞依は僅差でしたね。
この二人も数年後には宮原知子を追い越すスケーターになりそう。
若手だと本田真凜も素晴らしい実力の持ち主なので頑張ってほしいところです。

今回理華ちゃんが惜しかったな~と。
個人的にはとてもくやしい結果になってしまいました。
「魅せる」という意味では真央ちゃんの次に実力のある人なのではないかと。
あのすらっとした腕の長さを生かした演技はとても素敵だし、なにより華があるよね。
リバーダンスのステップで腰に手を当ててその場でステップを踏むところが好き。

【男子シングル】
ショートでは僅差だったのでどうなるかなと思っていたけど勝負を制したのは宇野君でしたね。
完璧とまではいかなかったけど、四回転フリップも既に安定しつつあるところが凄い。

田中君はNHK杯でようやく今までの努力の成果が出て、そのままの勢いが全日本でも出せたのかなと思います。
世界選手権に出場できるとのことで、とても喜ばしいことです。

無良君は少し肩に力が入っている感じがしましたね。
欲が出てしまったのかな。
ショートでの点数を見ると完璧な演技をしなくてはならないというプレッシャーにもなるでしょうね。

個人的にはジュニアの中だと島田高志郎君がこれから伸びてきそうな予感がします。

今年のフィギュア語りはこれで終わるけどまだまだシーズン途中なのでこれからが本番ですよ!
世界選手権もまだあるしね~。
それまではユーリの記事が間をもたせてくれる…はず。

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