月: 2014年3月

ラファエル前派展に行ってまいりました～
と、いつもなら展覧会の感想だけ載せるんだけど、
今回はショックなことがあったのでそのことを先にぐだぐだ書きます。
展覧会の感想だけ知りたい方は後半からどうぞ。

２月２８日の金曜日に仕事が終わってからラファエル前派展に行きました。
すごく楽しみにしていた展覧会だったのです。
予想以上に素晴らしい作品に出会えて感動し、
いつもならあまり購入しない図録やポストカード、
ラファエル前派に関連した書籍のうちの一つである
ウォーターハウスの画集に一目ぼれして色んなグッズを購入しました。
厚めの書籍二冊はかなり重たかったけど、
家に帰ってまた展覧会の余韻に浸れると思うとすごく幸せだったのです。

ここまでは良かった……。

六本木ヒルズで食事し、駅に向かう前にお手洗いに寄りました。
その後電車に乗ってどんな絵を描こうかぼんやり考え事をしていました。
乗り換え駅に着いてまたお手洗いに入った時、
展覧会で購入したものを六本木ヒルズの女子トイレの個室に
置き忘れてきたことに気づいたのです。
「あんなに大きくて重たいものを忘れるなんてとんでもないバカだ……！」
と、すぐさま改札を出ました。
確か夜の１１時をまわっていたと思います。
戻る途中の電車で六本木ヒルズの営業時間を調べました。
ショップやレストランは１１時までだったので、
「もしかしたらもう閉まっているかな……」
と、半ば諦めていたのですが、
とりあえず行ってみなければと気を取り直して
六本木駅まで戻りました。

置き忘れてしまったヒルズ内の女子トイレの個室にたどり着き、
「忘れ物まだありますように…！」
と願いましたが、そこには既に何もありませんでした。
「もしかして忘れたのここじゃないのかな？」
と思ってトイレに行く前にいたお店にも行ってたずねましたが、
やはり忘れ物は見つからず……。
何度も女子トイレ内を探しましたが、そのうち一つの結論が自分の中に浮かび上がりました。

「盗られた……」

落し物や忘れ物などは大体防災センターに行けばあるはずなのですが、
今回は戻ってこないなと自分の勘が告げていました。
と、いうのには理由がありまして。

私が入った個室には私の前に利用したと思われる人の
某ショップの紙袋が置いてあったのです（中身はゴミしか入っていなかった）。
その上に台があって、そこに私は展覧会で購入したものを置いて
そのまま忘れてしまったわけです。
探しに戻ってきたとき、紙袋は荒らされていました。
つまり、盗る気満々の人が私の後に入った……と。

ただ、「ひょっとしたら防災センターに自分の忘れ物が届いているかもしれない」
と考えたので、あってもなくても翌日もう一度来ることに決めました。
（その日は終電ギリギリだったので）

最終電車に乗って家に帰るまでずっと放心状態でした。
ここのところ忙しさに追われて色々なものを忘れることが多かったのです。
ぼんやり考え事をしながら移動している最中、
持参するべきものを家に忘れたことを思い出したり。
目当てのパンツを洗濯物の山の中から探して見つからなくて
あきらめてトイレに入った時に自分がそのパンツ履いていることに気づいたり。
とにかく「何やってるんだろう自分」、と情けなくなるばかりでした。
時間が経つにつれてくやしさがこみあげてきたのです。
そんなとき、何を思ったのか去年いただいた拍手コメントを読み返したくなったので、
アイフォンのメモ帳にコピーした分を開きました。
自分のことを応援してくれている人からのメッセージにじんわりして、
盗難で受けたショックが少しやわらぎました。
「展覧会のグッズは明日行けば買い直せるけど、
二度と手に入らないものが盗られなくて良かった！」
と、今回の件は前向きにとらえることにしました。
落ち込んだときに力をくれる方と出会えて本当に感謝です。

翌日、防災センターに行きましたが、予想通り私の荷物は届いていませんでした。
一応遺失物届けも出したけど、二度と戻ってはこないでしょう。

損失額はおよそ７～８千円ぐらいです。
たった２、３０分の間に盗られたことももちろんくやしいのですが、
自分がいかに普段ぼけーっと過ごしているかが一番重要な問題。
あの時なぜ気づかなかったんだと悔やんでも悔やみきれない……。
ただ、「この件ブログネタにできんじゃん！むしろラッキー☆」
と、能天気にかまえていたのも事実。
（だから忘れるんだろうな……）

これからは逐一持ち物確認する癖をつけたいと思います。
今回は学ぶことが多すぎた。
痛い勉強代だったぜ…！

あと私の荷物盗ったヤツには一生ペヤングダバァする
呪いを送っておいたから覚悟するがいい(`･ω･´)9m

※ペヤングダバァとは麺の湯切りする時に誤って麺ごとシンクにこぼす事故のこと。